片付けられない原因は「判断ができないこと」かも?
■こんなことで悩んでいませんか?
☑「片付けたいけど、何を残して何を捨てるか決められない」
☑「使っていないのはわかってる。でも手放すのはなんだか抵抗がある」
☑「思い出のあるモノや高かったモノは、特に迷う…」
そんなふうに感じる方は、「判断が苦手なタイプ」かもしれません。
片付けの第一歩は「整理」=不要なモノを取り除くこと。
ですが、不要かどうかの判断で迷ってしまう方は、なかなか整理が進みません。
では、迷わないためにはどうしたらいいのでしょうか?
■「使っているかどうか」でモノを整理する
整理するときの基準は
「使っているか、使っていないか」です。
この1年ほどで使ったかどうか?で分けてください。
使ったかどうかという「事実」で分けるので、迷いようがないはずです。
訪問お片づけサポートでも、お客様にひとつひとつ確認します。
どんなにモノがたくさんあっても、使っているものに関しては、即答できるものなんですよね。
そして、使っている=必要なモノ。
この「必要なモノだけ」をそのまま収納スペースに戻します。
(収納のしかたについては、4日めのタイプ3の解説で詳しくお伝えします)
問題は、使っていないモノ。
判断に迷うのは、たいていこちらです。
では、判断に迷いやすいモノの具体例と背景を紹介します。
判断に迷いやすいモノの特徴とその理由
■高かったモノは手放しにくい
高価だったモノは、手放しにくいものの代表格。
「せっかく高いお金を出して買ったのに…」
そう思うと、使っていないのに捨てるのはもったいなく感じますよね。
これは人間の心理なのだそうです。
でも、昔高価だったモノが、今も高価なままとは限りません。
特に一般に流通しているモノは、よほどの希少価値がない限り年数とともに価値は下がっていきます。
たとえば、着る機会がなくなった着物。
虫がつきやすく保管に手間がかかるアイテムです。
状態が悪くなると買取価格もつきにくくなります。
だからこそ、劣化してしまう前に生かす方法を考えたいですね。
洋服や小物へのリメイクや、必要としている誰かに譲ったりするのも一つの選択肢です。
タンスの奥にしまっておくより、誰かの手で活かされることで、そのモノの価値もよみがえります。
判断の結果空いたスペースに、今の自分に必要なモノを収めるほうが、暮らしは確実にラクになります。
限られた収納を“今の暮らしに役立つスペース”に変える。それが整理の本当の目的です。
■「いつか使う」「何かに使う」で決断が先延ばしになる
「使える」状態なのに使っていないモノも、判断が難しい対象です。
「いつか」は便利な言葉ですが、「いつか」が来なければ、モノはずっと収納の奥に眠り続けることに…。
また、同じようなモノが何個もたまってしまう原因にもなります。
サポート先でよくあるのが、あちこちから出てくるエコバッグ。
「たくさんあるけど、まだ使えるし…」と迷っていたとします。
そこで考えてほしいのは、「もし使うなら、どんな時か?」という視点。
- 車で買い物に行ったときに使う?
- 大きな買い物をしたときに使う?
用途が明確になると、必要な数や置き場所も自然と見えてきます。
そして、必要になったときに買い直す、という選択肢もアリです。
使われないまま眠らせるより、そのモノに「出番」を与えてあげてくださいね。
■贈り物や思い出の品は感情が邪魔をする
知人からのお土産や義理の両親が買ってくれた子ども服。
「プレゼントでもらったけど、正直あまり好みじゃない…」
そんな時、手放すのは申し訳ない気がしてしまいますよね。
でも、贈り物の本質は“気持ちのやりとり”。
贈ってくれた方は、「喜んでくれたら嬉しいな」という思いで渡してくれたはず。
その思いに感謝し、「贈ってくれたこと」はしっかり受け取る。
そのうえで、モノ自体をどうするか?はあなたが決めていいんですよ。
あなた自身が贈る側だったとして、「もし相手の負担になっていたら?」と想像してみてください。
「無理して使わなくていいよ」と言えるのではないでしょうか?
■ 「もったいない」の正体は罪悪感かも
“モノを捨てるのは悪いこと”と感じてしまうのも、判断をにぶらせる要因のひとつ。
でも忘れてはいけないのは、「モノを置くスペースにもお金がかかる」ということ。
あなたの住んでいるお家にも、家賃や住宅ローン、固定資産税など住むためのコストがかかっています。
使わないモノのために家賃を払っていると考えると…どうでしょうか?
また、時間が経つとモノは劣化していきます。
「もったいないから」と取っておいたものの、「いざ使おうと思ったときには壊れていた」
お客様のお宅で時々目にする光景です。
加えて、使っていないモノをたくさん置いておくと必要なモノが探しづらくなります。
探し物に使っている時間も「もったいない」ですよね。
モノは使われてこそ、価値を発揮する。
使われずに埋もれてしまう方が、よっぽどもったいないのです。
判断がつかないときの対処法
①保留ボックスを活用する
はじめのうちは、一つ一つ丁寧に向き合うのは大変です。
「これどうしよう?」と思ったものは、ひとまず“保留ボックス”に入れていきましょう。
迷う時間が減ることで、整理作業もスムーズに進みます。
何より優先すべきは、収納スペースの中を「使っているモノ」だけにすること。
判断がつくものから先に進めていくことで、片付けが楽になります。
② 判断の練習は「思い入れの少ないモノ」から
判断に迷うクセをやわらげるには、判断の練習をすることが大切です。
ただし、最初から思い出のモノや高価なモノに挑戦するのは負担が大きいです。
まずは食品など、賞味期限がハッキリしているモノから取り組むことをお勧めします。
慣れてきたら、思い入れの少ないモノ(ペンやタオル、キッチンのストックなど)へと進んでみてください。
判断に慣れてくると、「手放しても大丈夫だった」「あっても困ってなかった」という事実に気づきます。
その経験が積み重なることで、自信につながりますよ。
まとめ/答えは自分の中にある
片づけで「何を残すか」「何を手放すか」は、正解があるようでいて、人によって違うものです。
だからこそ、自分で考え、自分の暮らしに合わせて決めていくことが大切。
それはつまり、「自分で自分の理想の暮らしを選んでいく」ということです。
時間がたつことで判断できるようになることもあります。
焦らなくて大丈夫。
少しずつ、練習を重ねるうちに、あなたの中の“判断の軸”は育っていきます。
「必要かどうか」は、モノではなく、あなた自身が決めるもの。
その力は、ちゃんとあなたの中にありますよ。
※ ひとりでは難しそう…そんなあなたへ
「やり方がわかっても、一人でやる自信がない」
「なかなか時間が確保できない」
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そんなかたには、アドバイスしながら一緒に作業を進めるお片付けサポートがお勧めです。
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