片付けられないのは「収納を考える手順が間違っている」せいかも
■こんなことで悩んでいませんか?
☑「収納が上手くできない」
☑「SNSのようにきれいに片づけたいけれど、真似してもうまくいかない」
☑「物はそんなに多くないはずなのに、なんだか使いにくい…」
そんなふうに感じているなら、収納そのものの問題ではなく、「整理の不足」が原因かもしれません。
「とりあえずしまう」「なんとなく収める」では、使いやすい収納にはなりません。
収納の本来の目的は、「使っているモノを、使いやすく収めること」。
物の量にかかわらず、「何を・どこで・どう使うか」がはっきりしていなければ、収納は使いづらくなってしまうのです。
この記事では、「収納が苦手」と感じている方が見落としがちな3つのポイントをご紹介。
使いやすい収納に変えるための具体的なステップをお伝えします。
収納がうまくいかないのは「整理」ができていないから
収納を考えるとき、収納用品の種類や「何をどこに入れるか」ばかり考えていませんか?
でも実は、収納の前に大事なのは“整理”です。
何を/どれだけ/何のために使っているのか
これがはっきりしていないまま収納を考えても、うまく収まりません。
なんとなく定位置を決めていてもしっくりこず、用途の違うモノが混ざりこむことも。
「目的があいまいなモノ」が増えると、収納スペースがどんどん使いにくくなってしまいます。
収納が苦手な人が陥りがちな3つのパターン
あなたの収納スペースを眺めてみてください。
① 使っていないモノを無理に収めようとしている
② 何をどれだけ使っているか、目的があいまい
③ 動線や使用頻度に合わない場所に収納している
心当たりはありませんか?
たとえば、めったに使わないモノを毎日使う引き出しに入れてしまうと、それだけで使いにくさが増します。
収納がうまく機能するのは、モノの『使用目的』や『使用頻度』が明確になっているからです。
だからこそ、まず「整理」してから「収納」する必要があります。
収納に入るまでの3ステップ:整理→分類→配置
収納を考えるときは、必ず「整理」→「分類」→「配置(収納)」という順番を守ることがポイントです。
ステップ①:使っている/使っていないで分ける
- 使っているモノは収納スペースへ戻す
- 使っていないモノは「処分」または「保留」
- 思い出のあるモノは「思い出ボックス」にまとめて保管
判断しきれない場合は保留でもOK。
まずは「使っているモノ」だけで収納スペースをつくってみましょう。
ステップ②:目的や使用頻度でグループ分け
使っているモノをさらにグループ分けします。
- 靴なら「毎日使う」「休日用」「冠婚葬祭用」 など
- 家族が多い場合は「人別+目的別」でまとめるのがおすすめ
同じアイテム同士でまとめると、数も把握しやすくなり、収納しやすくなります。
ステップ③:使用頻度や動線に合わせて配置
収納の基本ルールは「よく使う物を使いやすい場所に配置すること」です。
分類した物は、以下のルールに沿って配置します。
よく使うモノ → 目線の高さ(中段)
重いモノ・頻度の低いモノ → 下段
年に数回しか使わないモノ → 上段
「使う場所の近くに定位置をつくる」のがポイント!
また、取り出し・戻す動作が少ないほど、使いやすくなります。
「置くだけ・入れるだけ・ひっかけるだけ」のシンプルな収納方法がおすすめです。
■実際のサポート事例:クローゼット収納がうまくいかない理由とは?
「収納がうまくいかないのは、モノが多すぎるせいだと思われがち。
でも実は、量の問題ではないケースもあります。
たとえば、あるお宅で大学生の息子さんのクローゼットを、ご本人と一緒に整理した事例。
洋服の量はそれほど多くないのに、クローゼットの中がいつも「なんだかごちゃごちゃしてしまう」とお悩みでした。
①まずはクローゼットの中身をすべて出し、「今着ている服」/「着ていない服」に分ける
②「着ている服」をさらにアイテム別に分類し、使用目的やシーズンに応じて整理。
オンシーズンの服 → ハンガーにかける収納に
オフシーズンの服やスポーツ用の服 → 引き出し収納へ
③ごちゃつきやすかった「一時置きの服」には、専用のカゴを設置に
このように、正しい手順を踏むことで「どこに何があるか一目でわかる」「出し入れがしやすい」クローゼットに改善できました。
映える収納=使いやすい収納とは限らない
SNSで見かける「見た目が美しい収納」や「映える収納アイデア」に憧れる気持ち、よくわかります。
でも、それはその人の暮らしに合わせた“目的と頻度”が考えられた収納だからこそ成り立っているのです。
あなたの暮らし・使い方に合わなければ、真似してもうまくいきません。
たとえば…
- 分類が細かすぎて家族が戻せない
- 見た目はキレイでも何がどこに入っているのか把握しづらい
- 取り出すまでの手順が多くて戻すのが面倒になる
というように、「映えるけど使いにくい」収納になってしまうことも。
大切なのは、「誰かの真似」ではなく、「自分や家族に合った仕組み」をつくること。
そのためには、整理→分類→配置の順を守って考えてみてください。
まとめ:収納の悩みは、整理から始めれば解決する
収納がうまくいかないと感じるのは、「収納センスがないから」ではありません。
多くの場合、「何を・どれだけ・何のために」使うかが整理できていないだけなのです。
使っているモノを「目的や使用頻度」で分類し、「使いやすい位置」に配置する。
この「整理→分類→配置」の流れを意識すれば、収納の悩みは驚くほど軽くなりますよ。
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